今日の授業について
今日は繰り下がりのある計算の授業を行なって行きました。すでに計算ができる人が多くいるのですが、どうして「繰り下がり」という考え方が必要なのかということを伝えたく授業を行ないました。子どもたちは、10のかたまりを作ると計算をしやすいということは意識することができています。その意識がある状態で、10のかたまりができている状態から、それをあえて崩さなければならないという状況を作り、繰り下がりの必要性を伝えていきました。
まずは既習事項である13−2という繰り下がりのない引き算から始めて、繰り下がりをするときに、10をバラバラにする必要があるということに気付いてもらうことを目的として授業をしました。
ちなみに、スライム10匹でキングスライム1匹(10のかたまり)になることは下記の授業で行っています。
本日の授業 1年生算数「繰り下がりのある引き算〜繰り下がりの必要性〜」
今回授業で使用したパワーポイントはこちらからダウンロードできます。
授業のポイント
- 13の数字を10が1つと、1が3つ捉えることができる。
- 3までの数字を引くときには、一の位からそれを引けばいいということがわかる。
- 3よりも大きい数字を引くときには、10のまとまりを崩さなければならないことがわかる。
導入
まずは、パワーポイントを使ってこちらの絵をみせました。
みんなは左下のスライムたちです。お散歩をしていたら、他のスライムに会いました。
さて、右上のスライムたちはキングスライムになりたいらしいよ。
どうすればいいかな?
以前の授業で、キングスライム=10の塊ということは何度も抑えており、10のまとまりを作る活動もたくさんしてきたので、これは見るなりにすぐにみんなが答えをだしました。
右上には8匹いるから・・・
3匹いるスライムのうち、2匹が移動すればよいです!
みんな、10の作り方はばっちりだね。それじゃあ移動してもらおう!
これで、キングスライムができたね。
それじゃあ、この様子を式にしてみようか!
君たちは、キングスライム1匹、スライム3匹いたよね。ということは、これを数字にするといくつかな?
キングスライムはスライム10匹分だから・・・・13です!
オッケー!それじゃあ、そこから移動したということは、スライムはどうなった?
減りました!
ということは、何算にすればいいかな?
引き算ですね!
よし!それじゃあノートに式を書いてみよう!
板書
みんな式は作れたかな?
作れました!
13 ー 2 =11
これでいいですよね!
バッチリ!それじゃあ次はこんなお話になるよ!
それじゃあ、また他の日に、君たちはお散歩にでていたら、今度は違うスライムたちにであったんだ。
展開
さて、向こうにいる4匹はまだキングスライムになったことがないから、君たちが協力してキングスライムにしてあげよう!
これを見せた時点で、子どもからは色々な声があがりました!
このままだと、キングスライムになれない!
いや、なれるよ!
たりないよ!!どうしよう!!
それじゃあさっきと同じで、キングスライムになるために協力してあげようか、移動しよう!
どうかな?
先生だめです!このままだと、10匹になれません!
どうしてかな?
もうスライムがいないからです!
うわー、そうだね。それじゃあこの子達はキングスライムになれないね、残念・・・
そんなことないです!方法があります!
どうすればいいの?
キングスライムに、もう一度スライムになって貰えば良いんです!
もともとキングスライムは、スライム10匹分だから、もう一度スライムになってもらいましょう!
そっか!それじゃあやってみよう!
これで、右側のみんながキングスライムになれたね!
でも僕たちはキングスライムじゃなくなってしまいました・・・
まぁそれは、みんなが協力してくれたおかげで他の人がキングスライムになれてよかったって考えようか(笑)
さぁ、それじゃあこの様子を、式で表してみようか!
先程、13-2=11を先に立式していたため、次の立式はかなりスムーズに行うことができました。
はじめに3匹移動して、それからもう3匹移動したから・・・
13ー3ー3=7
私は2つの式に分けました!
13ー3=10
10ー3=7
全部まとめて引くと6匹になるから、僕はこうしました!
13ー6=7
3種類の式ができたよね。3を先に引いて、残りの3をその次に引くのは、どうしてだったかな?
キングスライムをバラバラにしないといけないからです!
そうだね、こうやって、10のかたまりをバラバラにすることを、繰り下がりというんだよ。
次回の授業ではこの繰り下がりの計算の様子をもうちょっと詳しく見てみようか!
こうして授業を終えました。
終わりに
今回は、繰り下がりの引き算についての学習を行っていきました。繰り下がりの計算の方法は今回扱ったように、一の位の数字だけを引き、その後に残りをさらに引く方法と、10のまとまりから、引いてしまい、残ったものを足す方法があります。
どちらも大切な考え方ですが、「繰り下がりの必要性」ということに注目をしてほしかったので、今回は2回引き算をする方法を取り上げて指導をしてみました。
それでは 本日の記事はここまでです。 それではいつものように、今回の記事が参考になったと思われた方、応援してくれる方は、励みになりますので、もしよろしければfacebookやtwitterでのリンクのシェアをお願いします。
また、関連記事などもありますので見てもらえると大変嬉しいです。それではここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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[…] ちなみに、上記の授業の実践はこちらの記事にまとめてあります。 […]