本日の授業 1年生算数 「ひろさくらべ~子どもの誤答にとことんつきあってみた~」

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1年生 算数授業
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本日の授業について

しばらく更新が滞ってしまいました。学校行事が重なったり、体調を崩してしまったりして、なかなかブログを書くところまで来られませんでした。前回の「広さ」の授業の続きで、紙の大きさを比べる活動を通して、「広い」ってどういうことか理解させていくことが目的の授業でした。

ただ、子どもたちに2つの紙を提示して

「どちらが「◯◯◯◯」?◯の中に入る言葉はなんだろう?」

という質問に対して

どちらが「長い」だと思います。

と答えた子がいたので、紙の「長さ」を比べるってどういうことなのか考える活動を行っていき、紙の大きさを比べるときは「広さ」で比べることができるということの結論が付けられました。普段なかなか意見を出さない子も意見を沢山だす、活気的な授業になりました。

本来授業でやりたい内容からは少しずれてしまいましたが、算数を考えていく上で大切な考え方を学ぶことができたのではないかと思います。

この誤答にとことん付き合うということは、今回研修会で筑波大学附属小学校の大野桂先生がおっしゃっていたことでもあります。以前もおすすめしましたが、大野先生の著書はとても参考になるので、ぜひ読んでみてください。

本日の授業 1年生算数 「ひろさくらべ~子どもの誤答にとことんつきあってみた~」

授業のポイント

  1. 子どもの考えにとことん付き合う
  2. どこが違うのか、とことん考えてみる

導入

はじめにA4の紙とB5の紙の2枚を提示して子どもたちに質問をしました。

みんな、この2枚の紙の大きさを比べてみよう!

どちらが「◯◯」と思う?

え!?今先生なんていったの?

だから、どちらが「◯◯」だって!

さて、先生がなんていったか「予想」してみようか、なんて聞いたと思う?

前回の授業で、どちらが「ひろい」ということを確認したので、すんなり出てくると思いました。事実殆どの子は「ひろい」と言っていたのですが、ある女の子がこう答えました。

「長い」だと思います。

周りの子から、様々な意見が出てきながらも、この解答に付き合ってみることにしました。

どうして「長い」だと思ったの?

だって、左から右までの大きさは長さで表すから!

でも「広い」って意見もあるね。それじゃあ「長い」と「広い」についてもう少し詳しく考えてみようか!

展開

さて、それじゃあみんなに聞いてみようか。

例えば「長い」ってどんなものに使う?

鉛筆とかは「長さ」を比べるよね、鉛筆の「広さ」を比べることはないよ。

そっか、鉛筆は「長さ」を比べるでいいの?

はーい!良いです!

それじゃあ、「広さ」を比べるものって他にどんなものがある?

うーん、「黒板」とか「教室」は広いというと思います。

も同じ意見です!「グラウンド」も広いというと思います。

そっか、いま出てきた意見をまとめようか。

ながい と比べるもの
  • えんぴつ
  • ひも
  • せん
ひろい と比べるもの
  • こくばん
  • きょうしつ
  • つくえ
  • グラウンド

どう?まとめてみたけれど、なにか気づくこととかあった?

あ!気づいたことがあります!

「ながい」で比べているものは、細長いものが多いです!

確かに!私もそう思った!

他にはなにかあるかな?

「広い」はなにかに囲まれているものが多いと思う!

え?どういうこと?

黒板も、枠に囲まれているし、グラウンドは学校に囲まれているよ!

あ!そういうことか、ちょっとわかりました!

広さを1年生の言葉で表すのは、とてもむずかしいと思いますが、子どもたちなりの言葉で表すことができていました。

そっか、「広さ」は囲まれているものに使われて、「長さ」は細いところに使われるんだね。

それじゃあはじめの話に戻ろうか。

紙は結局「長い」かな「広い」かな?

「広い」です!

どうして?

だって紙も、囲まれた中の大きさを先生は聞いていたんだもん。だから「広い」です。

すると、はじめに「長い」と答えた女の子も

私もそうだと思います!みんなの話を聞いて、「広い」だと思いました。

と答えてくれました。こうして今回の授業は終わってしまいましたが、「広い」という考え方と「長い」という考え方の感覚でわかっていたことを、きちんと言語化することができたのは、今後の算数に生きるよい体験だったのではないかなと思います。

子どもたちのノート

この日の宿題は、「今日の授業のことをまとめてくること」として出してみました。

その結果子どもたちがまとめてきたノートがこちらになります。

紙の「広さ」は「紙の内側の大きさ」、そして外の囲んでいる「線」を比べるときは「長さ」で比べるということが大体の子のノートに記載されていました。こちらの伝えたいことはきちんと伝わったかなと思います。

終わりに

今回は子どもたちの「誤答」にとことん付き合っていくことで、子どもたちの理解がより深まった実践をまとめてみました。

なかなか時間に余裕がないと、ここまで付き合っていくことは難しいですが、時間に余裕があれば、こうした意見を取り上げていくことで、「わかっているつもり」の状態から「本当にわかっている」という状態になるのではないかなと思います。

この考え方は、はじめにも記載した大野先生の考え方をもとに授業を行っています。もし興味があれば、一度手にとって読んでみてください。

それでは 本日の記事はここまでです。 それではいつものように、今回の記事が参考になったと思われた方、応援してくれる方は、励みになりますので、もしよろしければ下記のボタンのクリックや、facebookやtwitterでのリンクのシェアをお願いします。

また、関連記事などもありますので見てもらえると大変嬉しいです。それではここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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