本日の授業 1年生国語 「日本語の良いところ・英語のよいところ ~漢字の学習の前に伝えたいこと~」

1年生 国語授業
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今日の授業について

今日から漢字の学習が始まりました。1年生に漢字を使う良さを伝えたいと思い、アルファベットを使う英語を使って表現するとどうなるのかを説明しながら授業を行いました。私の考える日本語で表す良さは、一文一文の文字数が少なくなることではないかと思っています。その分覚えなければならない文字数が多いという欠点があるのですが・・・

漢字を勉強する前のちょっとした小話にいかがでしょうか?

本日の授業 1年生国語 「日本語の良いところ・英語のよいところ ~漢字の学習の前に伝えたいこと~」

ポイント

  1. 漢字に興味を持ってもらう
  2. 漢字で表す利点に気づいてもらえる

導入

私の学校では、漢字辞典はGakkenから出版されているレインボー漢字読み書き辞典を利用しています。漢字辞典と漢字学習ドリルを配付してから次のような話をしました。

さて、今日から漢字の練習を始めるよ!

やったー!漢字の勉強楽しみにしていました!

えー、でもたくさん覚えなければいけないんでしょ?なんか嫌だなー・・・

ちょうどみんなに渡した辞典の帯に小学生で学習する漢字は合計で何文字か書いてあるね。ちょっと見てみようか?

えーっと・・・一、十、百、千・・・

えっ!?1026文字も勉強しなきゃいけないの!?

そうなんだよ、1年生で習う漢字だけだと80文字だから、あと946文字だね!

うへぇー・・・これは大変だなぁ・・・

こんなにたくさん覚えなければいけない理由はあるんですか?

そうだね、そう言いたくなる気持ちはよくわかるよ。先生も昔は漢字を覚えるのが苦手だったよ。

でも、漢字の読み書きができることで良いことがたくさんあるんだよ。

えー、なんですか、それ?

さて、それじゃあ今日は初めての漢字の勉強の前にちょっとそういう話をしてみようか。

展開

さて、小学校で習うべき漢字は合計で「1026文字」ということがわかったけれど、一般的に新聞やテレビなどで使われている漢字はもっと多いんだよ。

1026文字って聞いただけでもお腹いっぱいなのに、まだあるの・・・?

うん、それは常用漢字と言ってね、一般の生活において、現代の国語を書き表す場合の漢字使用の目安と言われているよ。ちなみに常用漢字は2136文字あるよ(笑)

というわけで、小学校ではこの常用漢字のうち大体半分を勉強することになるんだね。

これだけやってもまだ半分なんだ・・・

まだまだ覚えなきゃいけない漢字はたくさんあるんですね。

ここまでたくさん覚える必要あるんですか?

そうだね、確かにこれだけ聞くとなんのために?と思うよね。

それじゃあ漢字を使って書く場合と漢字を使わないで書く場合を比べてみようか。

さて、一つの文章を漢字を使って書いたものと、漢字を使わないで書いてみました。

どうかな?どっちのほうが見やすい?

うーん、これは漢字が使ってあるほうが見やすいです。

なんでそう感じたの?

だって、上は、「、」や「。」がないし、文の区切りがどこだかわかりにくいんだもん!

そうだよね、漢字を使っていると、簡潔に表すことができるようになるんだ。「、」や「。」がなくても文章の句切れもちょっとわかるよね。

もう一つあります!さっき言ってくれたことに加えて、文章も短くなっています!

うん、漢字を使うと、文章も短く書くことができるし、漢字自体の意味を知っていれば言葉の意味もわかるんだ。

先生が紹介することわざとか四字熟語も漢字の意味を知っていれば、言葉を知らなくてもきちんと意味がわかるんだよ。

確かに、これは漢字を知っているからできることですよね。頑張って勉強していこう・・・

ちなみに、逆に文字数がとても少ない言語もあるんだよ。その言語はなんと26文字の文字しかつかわない言語なんだよ!

え!?日本語だと、ひらがなで50文字、カタカナも50文字、漢字で2000文字ぐらいですよね!?そんなに少なくていい言葉もあるんですか!?

うん、そうなんだよ。26文字という数字で誰かピンとこないかな?

26文字・・・?えーっと・・・?

あ!!わかった!!ABCだ!

よく気づいたね!そう、アルファベットは26文字しかないけれど、英語はそのアルファベットですべての言葉を表すよね。たった26文字で色々なことを表せる、すごい言語なんだよ。

へー、それじゃあ僕はこれから英語だけ勉強しようかな?(笑)

まぁ、英語にも弱点があるんだけどね。それじゃあさっきの例を英語で書いてみようか。

さて、文字数を数えてみようか。

えーっと、ひらがなで書いたときは16文字だね。

漢字だと・・・11文字でした!

英語だと~、17文字です!

ひらがなで書いたときより長くなってます!

うん、英語で書くと、ひらがなで書いたときより、一文に使う文字数が増えてしまうんだ。Twitterというサービスがインターネット上にあるんだけど知っているかな?

140文字以内で思ったことを書くというものなんだけど、英語で140文字だと結構あっという間に140文字になってしまうんだよ。

逆に日本語だと、原稿用紙半分よりちょっと少ない程度書くことができるんだ。140文字って日本語で書くと結構たくさんかけるんだよ。

へー、そんないいところがあるんだ。

さて、こんなところで漢字の良さがわかってもらえたかな?たくさんあるけれどまずは一歩ずつ、漢字の勉強頑張っていこうね!

はーい!よし頑張るぞ!

こうして、漢字の学習の始めの一歩を踏み出しました。

終わりに

今回は漢字を学習する意味合いなどが伝えられたらと思い授業を行いました。

英語は26文字という少ない文字で表すことができる反面、一文が長くなりがち

日本語は、覚える文字数は多いけれど、簡潔に表しやすい

というのが私の考えるそれぞれの言語の良さではないかなと思います。

今度はなにかの機会で、「俳句」というたった17音で表現する美しい言葉(詩)についても説明できたらいいなと思います。

それでは 本日の記事はここまでです。 それではいつものように、今回の記事が参考になったと思われた方、応援してくれる方は、励みになりますので、facebookやtwitterでのリンクのシェアをお願いします。

また、関連記事などもありますので見てもらえると大変嬉しいです。それではここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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