今日の授業について
2学期が始まりはじめの物語文の授業でした。子どもたちもだいぶ上手に音読ができるようになってきたのですが、書いてある文字をただ追っているだけという子が多くいるように感じました。そのため、音読をしているときに考えていることを振り返らせながら、どのように音読していけると良いのかということを指導していきました。
本日の授業 1年生国語 「おおきなかぶ~どんな気持ちで音読する?~」
ポイント
- 物語の様子を読み取って、どのように音読をすればよいのか考える。
導入
はじめに、おおきなかぶを全員で音読をしました。そろそろ物語の音読の仕方に気持ちを向けてほしいなと思い、こうみんなに聞いてみました。
さて、今音読をしてみたけれど、どんなことを考えながら音読していたかな?
うーん、あまり考えていませんでした。
そうだね、今読んでいるときに、そんな気がしたな。それじゃあこれを音読してみてくれるかな?
「あ い う え お」
あいうえお
どう?どんなこと考えながら音読した?
え~・・・これ音読するときには特に何も考えませんよ。
そうだよね。先生もこれを音読するときは特になにも考えないよ。それじゃあ次、これだとどうかな?
「KEI-TSUZUせんせいはかっこいい。」
一部の人に、「えー」と言われましたが気にしません(笑)
KEI-TSUZUせんせいはかっこいい?
KEI-TSUZUせんせいはかっこいい!
今はどんなこと考えて読んだかな?
本当は違うのになーと思いながら読みました(笑)
隣のクラスの先生のほうがかっこいいです!
僕は、先生「かっこいい!」って思いながら読みました!
うん、人によって感じ方は違うけれど、この文章を読んで「かっこいい!」とか「そんなことないのになぁ」といろいろなことを考えながら読んでいたよね。
人によっては「せんせいはかっこいい?」と不思議に思うように読んでいたし、力強く「せんせいはかっこいい!」と読んでくれていた人もいたね。
物語を読むときも、これはどんなお話かな?と考えて読んでみると、もっと上手な読み方ができるよ!
さて、それじゃあ「おおきなかぶ」はどんなお話だとおもう?
僕は楽しい話だと思います!
私はみんなが頑張るお話だと思います!
人によって感じ方は違うよね。それじゃあその頑張っている様子や、楽しい様子で読んでみると良いね。
展開
板書
さて、それじゃあおじいさんのセリフを今考えたことを意識しながら読んでみようか。
誰か、読んでみてくれる人!
クラスの元気なYくんが読んでくれました。
あまいあまいかぶになれ。
おおきなおおきなかぶになれ!
お、Yくんはそんなふうに感じて読んだんだね。誰かYくんはどうしてこう読んだと思う?
Yくんがかなり大げさに読んでくれたため、みんなもYくんの考えを想像しやすかったようです。
Yくんはすごーく大きなかぶに育ってほしいから、その部分をとても力強く読んだんだと思います!
そうです!そう思って読みました!
他にも何人かに読んでもらい、同じ文章でも人によって読み方は違うし感じ方も違うということを確認しました。
この後に全員で音読をしたときには、それぞれ色々考えながら音読をしていた様子が見受けられました。
今度また音読の仕方を取り上げるときは、部分部分にどのように読むのかマークを付けさせてみようと思っています。
終わりに
今回は音読の仕方について注目していきました。物語文を読むときには場面を想像しながら読むことが大切だと思います。そんなことを考えてもらえたらと思い授業を行いました。
また、教科書に乗っている文章だけでなく、絵本の方も紹介しました。
翻訳する人によって少し様子や言い回しが変わるというところにも注目してほしかったからです。
それでは 本日の記事はここまでです。 それではいつものように、今回の記事が参考になったと思われた方、応援してくれる方は、励みになりますので、facebookやtwitterでのリンクのシェアをお願いします。
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