はじめに
今回は、光村図書の1年生の教科書にのっている「じどう車くらべ」の文章を読み、説明文の構造などを勉強していきました。それが終わったあとに、自分たちで「オリジナルの車の説明文」を作ることにしました。
いきなり説明文にするのは難しいので、まずは自分の考えを、シンキングツールの「クラゲチャート」を使って視覚化していきました。
また、そのクラゲチャートを班で共有し、他の人の意見も取り入れることもできるようにしました。
なかなか学習に前向きになれない子も積極的に取り組むことができていました。
1年生 国語「じどう車くらべ~オリジナルの車をシンキングツールを使って考える~」
授業のポイント
- 自分の考えをシンキングツールを使って視覚化する。
- 班のメンバーと考えを共有する。
- 自分の考えだけでなく、友だちの考えも取り入れることができる。
導入
今日はみんなに、オリジナルの車をデザインしてもらうよ!
えー、どういうことですか!?
例えば、「こんな車があれば、世の中に役にたつな~」というものを考えてほしいんだ!
自分が不便と感じていたり、家族がこういうものがあったらいいなと思えるものを考えてもらいたいな!
えー!いきなり言われても難しいよ!
そうだよね、そのために、まずはこれを使って書いてもらおうと思うんだ
なんですか?これ?
逆に、何に見える?
う~ん、タコ?くらげかな?
そう!クラゲなんだ。これはクラゲチャートっていうんだけど、これを使って書くと書きやすくなると思うんだ。
どうやって使うんですか?
まずは、足のところに、「役にたつ機能」を考えて書いてみて!
どんなことでもいいよ!
そして、5つぐらいの「役に立つ機能」を考えたら、それを組み合わせたデザインをクラゲの頭に書いていくよ!
なるほど!やってみます!
展開
さぁ、それじゃあみんなかけたと思うから、班の人同士で見せあって、他の人の考えた「役に立つ機能」を共有しあおう!
はーい!
こうして、班で共有し合いました。
はじめは5つの足が埋まらなかった人も、他の人と相談することで、全てを埋めたり、自分の機能よりも他の機能のほうがいいなと思った人は、機能を入れ替えたりしていました。
さぁ!共有が終わったら、今度は自分の機能を決めて、その機能を持った車をデザインしよう!
そうして、共有後はまた個人作業です。それぞれ創意工夫が凝らされたものが作られていました。
さぁ、それじゃあデザインができたら、今度はみんなが作った車をフィッシュボーン図で「しごと」と「つくり」に分けて書いてみよう!それができたら最後に、説明文を作ろうか!
こうして、説明文を作り、じどう車くらべの授業を終えました。
終わりに
今回は、じどう車くらべの説明文づくりを、シンキングツールを利用して作っていきました。
①「クラゲチャート」で自分の考えを視覚化する
②周りの人と考えを共有して、自分の考えを修正する時間を作る
③「クラゲチャート」で作ったものを、「フィッシュボーン」で書いて更に具体化する。
④「フィッシュボーン」から説明文にする
この手順で授業を行っていきましたが、子どもたちも考えることを楽しんで行っている様子がわかりましたし、考えを具現化するという難しい行為も、シンキングツールの力を借りてしっかりと取り組むことができました。
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