本日の授業 1年生算数 「ひろさくらべ~「どちらが◯◯」◯に入る言葉はどんな言葉?~」

1年生 算数授業
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本日の授業について

先日「どちらがながい」の授業を行いました。「どちらがながい」では、実際に長さを比べる活動をして、任意単位を利用する利便性などを知る初めての単元になっています。「どちらがながい」については、下記のページを参照していただけたらと思います。

1年生では、他に「どちらがおおい」(水のかさについて)や「どちらがひろい」(面積について)があります。今回は「どちらがひろい」という分野の授業に入りました。ここでは、任意単位の必要性と、どういったところにそれが使われているのかということを意識してもらうために授業を行っていきました。

本日の授業 1年生算数 「ひろさくらべ~「どちらが◯◯」◯に入る言葉はどんな言葉?~」

授業のポイント

  1. 「どちらがながい」の「ながい」という部分が「比べる言葉」であることがわかる。
  2. 「ながい」以外の「比べる言葉」をたくさん考えることができる。
  3. 広さを比べる方法を考えることができる。

導入

はじめに2本の線を書き、みんなに質問をしました。

さて、①と②の2本の線を書いたけれど、「どちらが◯◯◯」かな?

え、先生なんていったの?

だから、「◯◯◯」だって!

さて、先生はなんて聞きたいか、みんなにはわかるんじゃないかな?

あ、わかった!「どちらがながい」ですよね!

うん、そうだよ!前回までの授業の話を思い出せば簡単だったね。ちなみにどっちだと思う?

②だと思います!

本当に?絶対?

いや、絶対ではないです・・・・そう言われるとわかりません。

どうして「絶対」とは言えないの?

端を揃えたりして、比べていないからです!

そっか、それじゃあどうしたら絶対って言えるかな?

ここで、前回の復習をしていきました。

チョークを使って何個分か調べてください!

長いものを当てて、印をつけてください!

その線を動かして、端を揃えてください!

さすがに先生でも、書いてある線を動かして端を揃えるのは無理だな(笑)

でもそれ以外はできるよ!やってみようか!

すると、①のほうが長いということがわかりました。

よし、これで長さはわかったよね。さて、今回は「どちらが長い」という質問をしたけれど、この質問をすることで君たちは何をしたのかな。

えーっと、どっちが長いか、比べました!

そうだね、この「どちらが◯◯」というのは物事を比べるときに使う言葉なんだ。他になにか比べる言葉は思いつくかな?2分あげるから、思いつくだけノートに書いてみよう!よーいスタート!

こうして、どんな「比べる言葉」が思いつくか、考えさせていきました。

展開

さて、たくさんかけたかな?それじゃあ「比べる言葉」思いついたものを教えて!

はい!「みじかい」です。

お、それはさっきやった「長い」の反対の言葉で両方「長さ」を表す言葉だね。他にはあるかな?

「大きい」と「小さい」はどうですか?

ここから、2つの対比する言葉を含めて言ってくれるようになりました。

いいね!それは「大きさ」を表す言葉だね。他にもあるかな?

これを皮切りに、はじめはなかなかペンが動かなかった子もどんどん思いつくように鳴っていきました。

板書

  • みじかい
  • 大きい 小さい
  • 重い 軽い
  • 高い 低い
  • 多い 少ない
  • 硬い 軟らかい
  • 寒い 暑い
  • 薄い 厚い
  • 強い 弱い
  • 遅い 速い
  • 広い 狭い
  • うるさい 静か
  • 太い 細い
  • 新しい 古い
  • 上がる 下がる
  • 暗い 明るい

いろいろな意見がでてきました。

この中で、私が一般的に使われる単位がわかるものは、「これは◯◯という単位で使われているんだよ」ということを簡単に説明しながら、単位の大切さを伝えていきました。

さて、たくさん出てきて、それぞれに大きさを表すためのものさしが必要ということもわかってくれたかな?

それじゃあみんなに質問、今から見せるものの大きさを比べるとき

「どちらが◯◯」というとしたら、◯に入る言葉はなにがいいかな?

そういって、A4の紙とB5の紙を見せました。

面の大きさを比べるもの=面積 ということを知ってもらいたかったからです。

すると、色々な意見がでてきました。

どちらが「長い」だと思います。

えー、「広い」だと思います!

いや、「太い」だよ!

「高い」じゃないかな?

様々な意見がでてきたので、一つ一つ確認していきました。

「長い」だと思う意見の人がいるけれど、だとしたらこれはどうやって長さを比べればいいかな?

さっきと同じで、長さを取って比べればいいよ!

待って!でも、どこの長さを取るのかによって、長さは変わっちゃうよ!

良いところに気づいたね!そのとおりだよ。これは長さで比べようとしたら、どこの長さで比べるのかによって、どちらが大きいのか変わってしまう。だから、今回は「長さ」ではなさそうだね。

じゃあ、「太い」は・・・そもそも太さってどこにあるんだろう・・・?

太さなんてないよ!

そういうと、高さもないと思う!

うん、君たちが言う通り、これは「太さ」というのは存在しないよね。高さは・・・あるといえばるんだけど、今回はちょっと複雑になるから置いておこうか。

ということは、残ったのは・・・

広さだ!!

うん!そのとおり!このように、紙のようなものの大きさを比べるときは、「広さ」で比べるよ。

それじゃあ、次回はこの「広さ」をどうすれば比べられるか考えていこうか!

本当は、このあと「広さ」の比べ方をやりたかったのですが、ここでチャイムが鳴ってしまったので、今日の授業はここまでになりました。次回の授業で広さの比べ方を考えていきます。

終わりに

今回は広さ比べの導入として「比べる言葉」について扱っていきました。

「比べる言葉」の中には今後4年生や5年生などで扱う「面積」や「速さ」のような大切な考え方の基礎がたくさん含まれています。どれにも共通していることは、世界共通の単位があって、それを使って表されることだと思います。その良さであったり、必要性を少し感じてもらいたく今回の授業を行っていきました。直接広さにつながるものではありませんが、今後の算数を学習していく上で大切にしてほしいなと思っています。

それでは 本日の記事はここまでです。 それではいつものように、今回の記事が参考になったと思われた方、応援してくれる方は、励みになりますので、facebookやtwitterでのリンクのシェアをお願いします。

また、関連記事などもありますので見てもらえると大変嬉しいです。それではここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。

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