今日の授業について
今日の授業は大きな数のかけ算についてです。先日書いた記事の次の授業になります。
前回の授業では、0が含まれている数字をどうして省略して計算をすることができるのかということを中心に説明をしました。その仕組みがわかっているから、今日の授業を行うことができます。
本日の授業 4年生算数 「大きな数のかけ算~筆算の仕組み~」
今回の授業のポイント
365×148が今回の主発問です。
- 365×148を筆算で書くことができる。
- 365×148=365×8+365×40+365×100であるということがわかる。
- 筆算で書くことでどうして上記の式の計算を行ったことになるのかがわかる。
導入
さて、今日はまずかけ算の計算練習をしてみようか。
「48×53」できるかな?
筆算でやれば簡単にできます!もっと難しい問題を出してください。
よし、それじゃあ次にいこうか。次は「189×34」だよ。これもできるかな?
できます!答えは6426です!
次の問題だよ。ここからが実は4年生の範囲だよ。
「365×148」
まずは解く前にこんな質問をしようかな。
「さっきまでの問題と、この問題の「違い」はなにかな?」
ここで気づいてほしかったことは、かける数が3桁に変わっているということです。子どもたちもすぐに気づきました。
今回の計算は「両方とも3桁の数字」になってます!
そうだね。両方とも3桁にはなったけれど、基本的にこれまでと同じように計算をすれば計算することができるよ。まずは3桁×3桁の計算をする前に、もう一度2桁×2桁の計算をどのようにやっていったか思い出してみよう!
今回解く問題も、数字は大きくなったけれど、かけ算で有ることには間違いがありません。そのため、3年生で学習した2桁×2桁の計算をもう一度復習し、それと類推的に考えて今回の問題を解いていけるようにすることにしました。
展開
48×53はどんなふうに解いていったかな?
筆算でやりました!
そうだよね、それじゃあ筆算を書いた後、どんな順に計算をしていったのかな?
ええっと、はじめに「3×8」、そして「3×4」をして、「5×8」「5×4」と順番に計算していきました。
あれ、今回かけなければいけない数字は53だよね、それをどうして5と3にしちゃうのかな?
そうだ!それは前回やった話に繋がります!53は50と3にわけて、50はかけ算のとき、10が5個と考えるからです!
ここで、前回の授業と、3年生の頃の授業をリンクすることができました。あとは4年生で新しく学ぶ3桁×3桁を類推的にやり方を導いていくだけです。
そうだね!ここまで来たら3桁×3桁を計算できるようになるのも後少しだよ。まず筆算で書いてみようか、これはこれまでと同じで、位をきちんと揃えてかけるといいね。
できました!あとは計算だけど、これは148を分けて考えればいいんだな、100と40と8にわけることができるから・・・まず計算するのは5×8からだね!
そのとおり、あとは順番に40の4、そして100の1を計算すればいいんだよ。筆算の2段目の数字が少しずれているのは4倍したものを最後に10倍する、そして1倍したものを最後に100倍しなければいけないから、空白のところには0が入るはずなんだよね。
これで、3桁×3桁の計算もできるようになりました。
この後は、みんなで問題を作り合い、ひたすら他の人が作った問題を解いていくという形式で授業をし、計算力アップのトレーニングをしていきました。
終わりに
今日は3桁×3桁のかけ算の筆算ついて学習をしました。筆算の計算はとても便利で、やり方さえわかっていればだれでも正しく答えを出すことができます。だからこそ、どうして便利なのか、そしてどういう仕組なのかということはきちんと子どもたちにはわかってほしいなと思いながら授業を行っていきました。
それでは 本日の記事はここまでです。
関連記事などもありますので見てもらえると大変嬉しいです。それではここまで読んでいただき、本当にありがとうございました。
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