学級経営「情けは人の為ならず~本来の意味から子どもに伝えたい相手意識~」

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今日のクラスへの話

2学期が始まり、1年生も「係活動」を始めることになりました。係活動はやはり人気な係に希望が偏ります。そんな時に、どのようにメンバーを決めるのかというのがクラスでは大切になります。

希望者同士でじゃんけんをして決めれば、あっという間に決まりますが、その分不満に思う人も多いでしょうし、短絡的な手段に走ってしまいがちになり、相手意識は育たなくなってしまうと思います。

そのため、クラスには相手意識が育ってくれることを願って、話をしました。

話の流れ

みんな、◯◯係を希望する人が多くいるけれど、どうしようか。どうしても決まらないようなら、じゃんけんで決めることになるけど

じゃんけんで決めるのは嫌です!

どうして嫌なのかな?

もし負けてしまったら自分ができなくなってしまうからです。

残念ながら、この時点では相手意識はあまり育っていないようでした。

う~ん、たしかにそうだね。でもさ、同じ係を希望している他の人も同じ気持ちなんじゃないかな?同じく希望している人はどう思う?

確かに、僕もそう思います。自分が希望しているのに、負けてできなくなっちゃうのは嫌だなって思います。

そうだよね。その気持ちはよく分かるな~。

でも人数は決まっているわけだよね。ここで、自分は一番やりたいのは◯◯だけど、△△もやってみたいな~って思うのであれば、今回はそっちをやって相手に譲ってあげることもできるんじゃないかな?

ここで一部の人が譲ってくれる人がでてきました。普段なかなか相手意識を持っていなかったYくんが言い出してくれたので驚くとともに、少々嬉しくなりました。

先生!2年生や3年生でも同じように係活動はやるんですよね?

そうだね、時にはないときもあるけれど、基本的には毎年作っているよ。

それじゃあ僕は次の時にやりたいなって思います!今回は△△係をやります!

Yくんを皮切りに、他の子でも希望を変えてくれる「相手意識にたって考えてくれる子」が増えてきました。そのため、次に大切な「譲ってもらえた人」の考えの方向を示すことにしました。

「譲ってもらった人」は譲ってもらって「自分の希望がかなってあ~良かったな!」で終わってもらっては困るからです。

ありがとう!Yくん!最初に君が勇気を持ってそう言ってくれたから、他の人も「そうしてみようかな」って考えてくれたんじゃないかな。

さて、譲ってもらった人も譲って「あ~よかった」だけで終わってしまうと、譲ってくれた人に対する気持ちに答えることができなくなってしまうね。

みんな「情けは人の為ならず」って言葉しっているかな?

え~、わからないです。

え~と、人のためならずって言っているから、「情けは人のためにならない」ってことだと思います。

お決まりの、本来の意味ではない誤答もでてきました。(笑)

 

それはね、よく言われる勘違いの意味で、本当の意味はちょっと違うんだよ。

さて、それじゃあ意味はちょっと例えを使って説明しようか。

例えば、先生と、Aくんと、Bくんと、Cくんが◯◯係を希望していたとするよ。3人が定員だから、誰かが譲らなければいけないとしようか。

そんな時に、Aくんが僕ら3人に譲ってくれたとするね。

そのおかげで、先生と、Bくんと、Cくんは、希望通りの係になれたよ。

Bくん、Cくんやったね!

でもAくんが可愛そう。

うん、それじゃあまた、次の係を決める時に、こうなったとしようか。

先生と、Dくんと、Eくんと、Fくんが、同じように希望する係がかぶっちゃったとしよう。

そうしたら、先生は、今度はDくん、Eくん、Fくんに譲ってあげると思うんだ。どうしてだろう?

前にAくんに譲ってもらったからかな?

うん、そのとおりだよ。前は譲ってもらったから、今度は自分が譲る番だと思うから譲るんだ。これを、他のBくん、Cくんもやったら、譲ってもらった人がどんどん増えていくよね。

たしかにそうですね。

こういうふうに、相手のためを思って、自分がしたことが、他の人に伝わっていって、巡り巡って最後にはまた自分自身に帰ってくることを「情けは人のためならず」っていうんだ。

最後には、相手のためになるんじゃなくて、最後は自分のためになるんだよっていう意味なんだ。

だから、譲ってもらった人も、今回は譲ってもらったから、次は僕が譲る番だって、相手が譲ってもらった人とは違ったとしてもそう考えてほしいなって思うよ。

確かになぁ・・・それじゃあ次は自分が譲れるようにします。

この話を、相手意識を考える切っ掛けの一つにしてもらえたら良いなと思います。

 

終わりに

今回は「相手意識に立つ」ための考え方を子どもたちに伝えていきました。

学校生活を送っていく上で、自分自身の思いもありますが、それを押し通そうとするとただのわがままな人になってしまいます。そうではなく、自分のことだけでなく、相手の気持ちを考えて行動してくれる人が増えてくれたら良いなと思い、話をしました。

それでは 本日の記事はここまでです。 それではいつものように、今回の記事が参考になったと思われた方、応援してくれる方は、励みになりますので、もしよろしければ下記のボタンのクリックや、facebookやtwitterでのリンクのシェアをお願いします。

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